■ようりん(20%熔成燐肥)
ようりんは、化学合成された肥料(化成肥料)のように思われがちですが、天然の原料から作られた肥料で、有機農産物適合(有機JAS)肥料です。
ようりんの原料は、りん酸と石灰を含むりん鉱石(天然物)と、けい酸と苦土を含む蛇紋岩に代表される岩石が原料となります。これらを破砕混合して1,400℃で焼成熔融し、さらに急冷却後粉砕して作られます。
いろいろな鉱石からようりんは作られますが、蛇紋岩が好まれるのは、日本の土壌に欠乏しているといわれるクド(マグネシウム)を多く含むことと、含まれる燐酸自体が水溶性ではなく「く溶性」であるため、土壌に滞留し高い肥料効果が期待できるからです。
■特長
- 肥料の三要素の一つである、リン酸を多く含む肥料です。
- りん酸、苦土、けい酸、石灰、微量要素が効率よく吸収される。
- りん酸は根から分泌される有機酸に溶ける「く溶性」であるため流亡することなく作物に持続吸収され、また過剰害の心配がありません。
- 流亡しないので周辺環境を荒らしません。
- 石灰・クドの働きで土壌の酸度矯正に役立ちます。
- 含まれる珪酸は作物の根や茎を丈夫にして病害虫、冷害、倒伏に強い健康な作物を作ります。
- 土中の微生物の栄養源を補給し稲ワラなどの有機物を早く腐熟させ増収につながります。
- ようりんはEC(電気伝導度)を高めない肥料です。
- 水稲・麦・野菜・果樹・大豆・飼料作物などに幅広く使用されています。
- リン酸とは…花・実付きや品質の向上、根の生育を促進します。生育には欠かせない成分です。
※EC値=電気伝導度は土のイオン濃度を表しています。
通常は窒素肥料の残り具合を知る目安としています。
高い場合=肥料分が残っているため、次回以降の施肥を減らすなどのコントロール基準になります。
低い場合=窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の三要素を適宜補給します。
■使用方法
- このまま元肥や追肥として使えるほか、油粕、魚粉と混ぜてお使いください。
| | 10㎡(3.3坪) | 100㎡(33坪) | 1000㎡(10a) |
| 水田 | 400〜800g | 4〜8kg | 40〜80kg |
| 畑・菜園 | 1kg〜2kg | 10〜14kg | 100〜140kg |
| 果樹園 | 800g〜1.2kg | 8〜12kg | 80〜120kg |
- 元肥として土壌に均一に散布します
- 作型・作物・土壌状態により考慮の上、適宜加減してください。
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■肥料としての含有成分
| く溶性りん酸 | 20.0% |
| アルカリ分 | 46.0% |
| く溶性苦土 | 12.0% |
| 可溶性けい酸 | 20.0% |
登録:輸第10446号 肥料の種類:熔成りん肥 肥料の名称:20.0熔成りん肥 |
■ご注意
- 取扱にはマスク、ゴーグル、手袋等を着用し、皮膚等へ付着しないように気をつけてください。
- 施肥作業後は洗眼やうがいをし、皮膚への付着物を洗い流してください。
- 幼児等の手の届かない場所に保存してください。
- 保存には直射日光と高温を避け、乾燥したところへ保管してください。開封後は袋の口を固く縛って密封保存してください。
■内容量
1kg袋入り